瑕疵担保責任となるケース


家を売る場合には、建物と土地それぞれに、瑕疵担保責任があります。

虫眼鏡例えば、建物であればシロアリの被害がある、雨漏りする部分がある、建物が傾いている、または一部が腐食している、などがあります。
土地であれば、土地の中に祠があるまたはあった、土の中に瓦やコンクリート片が埋まっているなどがあります。
これらは売り主が売却までに発見できれば良いですが、見えない部分も多く、売却後に発覚するケースも少なくありません。

もしも売却後に家の欠陥が発覚すれば、売り主が修繕し費用を負担します。
雨漏りがある場合はその部分を修復する、シロアリ被害があれば薬剤の散布や被害箇所を修復する、配管の破損などがあれば、その部分を新品に交換します。

そしてもう1つ意外な部分で責任が発生するのが、心理瑕疵と言われる瑕疵担保責任です。これは、過去に自殺や殺人事件があったなどして、買い主に大きな心理的負担を与える場合です。また、家族の一人が病気で亡くなり、それを隠して売却し、あとで発覚するようなケースもあります。

過去に事件や殺人、自殺や死亡事故などがあったなど、その事が契約前にわかっていたら買わなかったのにと、買主に言われてしまう場合に該当します。テレビのニュースで放送された心理的瑕疵物件は、いわゆる「事故物件」と呼ばれ、インターネットなどで検索すると簡単に調べることもできます。では室内で人が死亡したら全て心理的瑕疵になるのかと言われると、一概にそうとは言えず、死亡者のいない傷害事件や老衰、病死などは除外される場合もあります。人により感じ方が違うため、売買交渉の話を進める中の状況で判断するしかない、かなり難しい瑕疵です。

このような隠れた瑕疵担保責任でも、責任が発生することもあり、買い主から損害賠償請求された事例も多数あり、特に目には見えない部分なので、注意して対処すべきでしょう。